講師紹介

仏師 関侊雲 

関侊雲氏イメージ  高校卒業後、仏師の道を志し、「斎藤侊琳」先生の門を叩きました。年期生活と御礼奉公を終え、 侊琳先生より「侊雲」の仏師号を賜りました。 これもひとえに何も出来ない私を指導し育ててくださった 先生のおかげと、感謝の気持ちでいっぱいです。 仏像彫刻にはこれで完成と言う事は決して無いと、侊琳先生は日頃口癖の様に言われていました。ですから、私も一つ完成するごとに今後へ向けて、反省と課題を忘れずに、少しでも先生や先人の仏師達に近づけるよう、日々努力して行きたいと思います。 

仏師・関 侊雲 略歴

昭和48年

群馬県前橋市に生まれる。 父 勇は東京唐木仏壇工芸師


平成5年

東京農業大学第二高等学校卒業


平成6年

日展作家で仏師 斉藤侊琳先生に弟子入り


平成9年

斉藤侊琳先生より、北陸仏像彫刻教室の講師に指名される


平成12年

年季を明け、斉藤侊琳先生より「侊雲」の仏師号を賜り独立する


平成13年

関侊雲仏所を富山に構える


平成18年

木彫展Do it !!実行委員会を設立、会長に就任。以後、展覧会活動、仏師・木彫師による社会貢献活動を多数開催


平成19年

関侊雲仏所 東京工房を構える


同 年

関侊雲仏所 群馬工房を構える


同 年

侊心会 仏像彫刻・木彫刻教室を開催、代表に就任


平成22年

関侊雲 仏像彫刻・木彫刻学院を開校、代表に就任


同 年

初の著書「彫刻刀で作る仏像」を出版


平成23年

映画「大鹿村騒動記」の撮影の為に東映より依頼を受け、仏像数体を納入。俳優の三國連太郎氏に彫刻の演技指導を行う


同 年

二冊目の著書「彫刻刀で楽しむ仏像」を出版


平成24年

三冊目の著書「思い通りに彫れる仏像彫刻」を出版


平成25年

日本木彫刻協会を設立、会長に就任


同 年

群馬県前橋市の天明寺に十一面観音菩薩立像を納入


同 年

四冊目の著書「続・彫刻刀で楽しむ仏像」を出版


平成27年

映画「夏美のホタル」の撮影の為に映画制作会社より依頼を受け、俳優の小林薫氏に彫刻の演技指導を行う


同 年

五冊目の著書「人気の三種が彫れる仏像彫刻」を出版


同 年

東京都台東区上野の上野の森美術館にて 第1回日本木彫刻展を開催


同 年

イタリアのミラノ国際博覧会(ミラノ万博)に聖観音菩薩立像を出展


平成28年

東京都台東区上野の上野の森美術館にて 第2回日本木彫刻展を開催


同 年

東京都中央区銀座のギャラリームサシにて 第1回関侊雲仏所展を開催
現在、東京・群馬・富山・石川・新潟の五都県、計十ヶ所で教室を開催


平成29年

宮城県名取市の秀麓禅斎に釈迦如来坐像を納入


同 年

東京都中央区銀座のギャラリームサシにて 第2回関侊雲仏所展を開催


平成30年

東京都台東区上野の上野の森美術館にて 第3回日本木彫刻展を開催


令和2年

六冊目の著書「細部を美しく仕上げる 仏像彫刻 表情・頭部・手・足」を出版


同 年

群馬県前橋市の天明寺様に軍荼利明王像を納入


令和3年

富山県富山市の全勝寺様に釈迦如来坐像を納入


令和4年

富山県富山市の全勝寺様に四菩薩像を納入


令和5年

NHK大河ドラマ「どうする家康」の撮影の為にNHKより依頼を受け、ドラマ内で使用する彫刻作品を納入し、俳優の松本潤氏に彫刻の演技指導を行う


紺野侊慶
仏師紺野侊慶
中学生の修学旅行時、京都の三十三間堂で千手観音に巡り会いかつて無い衝撃を受けました。それ以来、自らの手で仏像を彫りたいと思い、仏師である斉藤侊琳先生の下で修行に励みました。
 修行とは、自分が想像していた以上に厳しく、決して楽な世界ではありませんでした。そして、仏像が完成する為には大変な研究と根気が必要とされる事を知りました。しかし、私にとって仏像を彫ると言う事は、くじけそうな自分自身への戒めでもあり、それ故に完成した時の気持ちは、何ものにも変えられない清々しい心になります。皆さんが仏像をご覧になって少しでもこの様な気持ちになれましたら、作り手の私も大変幸せに感じます。

仏師・紺野 侊慶 略歴

昭和55年

東京都目黒区に生まれる


平成8年

日展作家で仏師の斉藤侊琳先生に内弟子として入門


平成14年

6年の年季を明ける


平成16年

独立し井波に工房を構える


同 年

斉藤侊琳先生より「侊慶」の佛師号を賜る


平成18年

木彫展Do it !!実行委員会を設立、副会長に就任
以後、展覧会活動を多数開催


平成19年

侊心会 仏像彫刻・木彫教室を兄弟子の関侊雲と開催、
副代表に就任
地元である東京・中目黒に活動の拠点を移す


平成21年

関 侊雲 仏像彫刻・木彫刻学院の副代表に就任


平成22年

富山県富山市の大円寺に聖観音菩薩立像を納入


平成24年

めぐろ観光まちづくり協会より依頼を受け講演を開催


平成25年

日本木彫刻協会副会長に就任


吉川浩市 

吉川浩市
小学生の頃から工作など形を作る事がとても好きでした。高校ではデザイン科に進み、将来は何か物作りの仕事に就きたいと考えていたところ、母校の先輩が富山県井波で活躍されていることを知りました。その先輩の紹介もあり、日展作家で日展の評議員をされてます善本先生の工房へ案内して頂きました。その際、善本先生の工房で見た欄間にとても衝撃を受けました。 図案から発案して材料を選び、彫り上げていく制作工程を知り、自分のやりたいことはこれだ! と思い、木彫刻師の道を選びました。
 これからは技術だけでなく、それを見た人が手元に置いて おきたくなるような木の温もりを感じる作品づくりを目指し、皆さんの意見を取り入れ作品制作に 活かしていければと思っています。

木彫刻師・吉川 浩市 略歴

平成4年

日展評議委員で現代の名工の員善本秀作氏の下に入門


平成9年

5年の年季を明ける


平成20年7月

木彫パネル「唐獅子牡丹」が、斬新な着想を評価され、北陸中日新聞、北日本新聞富山新聞に掲載される


同年9月

侊心会 仏像彫刻・木彫刻教室の講師に就任


平成21年5月

北國新聞文化センターで講師として「はじめての木彫」 「やすらぎの仏像彫刻」講座を開講


同年10月

関侊雲仏所井波工房長、侊心会北陸支部長に就任


平成22年4月

関 侊雲 仏像彫刻・木彫刻学院の講師に就任


同年6月

石川県羽咋市「ギャラリー雲」にて木彫展を開催


平成23年3月

金沢市「ギャラリーミュゼ」にて木彫展を開催


同年4月

石川県志賀町「アクアパーク・シオン」にて木彫展を開催 


同年6月

石川県羽咋市「ギャラリー雲」にて 2回目の木彫展を開催


同年9月

金沢市「ギャラリーミュゼ」にて2回目の木彫展を開催


平成24年3月

石川県羽咋市「ギャラリー雲」にて3回目の木彫展を開催


同年4月

福井市「ふくい工芸舎」にて木彫展を開催


同年5月

長野市「ギャラリー十二天」にて木彫展を開催 


同年6月

金沢市「ギャラリーミュゼ」にて3回目の木彫展を開催


同年9月

高岡市「大島絵本館」にて木彫展を開催


同年11月

福井市「ギャラリーこーくる」にて木彫展を開催


平成25年1月

長野市「ながの東急」にて木彫展を開催


同年4月

岐阜市「珈琲ギャラリーあい」にて木彫展を開催


同年5月

日本木彫刻協会副会長に就任

木彫刻師・仏画師 川端貴侊
・木彫刻を関侊雲、吉川浩市両名に師事
・仏画 仏師 斉藤侊琳に師事
・デッサン 後谷達門に師事
・南画 岸静香に師事
・侊心会 仏画教室講師に就任
・日本木彫刻協会会員
・2017年 師匠 関 侊雲より雅号「貴侊」を賜る。
木彫刻師 青木斉
愛知県出身
1976年:名古屋生まれ
2002年:愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業
2010年:仏師を目指して関侊雲仏所に入門
2011年:仏師斉藤侊琳先生に仏画を師事
2012年:侊心会仏画教室講師に任命される
2013年:仏画の魅力を伝えるため、Tシャツの制作等開始
2013年:Web上で「ははは日記」のタイトルで毎日イラストを発表。