学院生 活動の様子
第一回 日本木彫刻展へ出展
2015年9月30日から10月6日まで東京都上野公園の上野の森美術館で開催された、一般社団法人 日本木彫刻協会主催の展覧会・第一回日本木彫刻展に、学院生7名の方が出展されました。
修了制作として制作された作品など、みなさまの力作が会場に展示され、多くの方が興味を持って足を止められておりました。
第一回日本木彫刻展
学院生出展作品
学院生の思い
上級基礎課程 平野様
先生方の指導御おかげで修了制作の観音様間も完成し、無事展覧会に出展することが出来ました。開催期間中は50人以上の知人・友人が作品を見に来て下さり、改めて仏様のご縁を感じた次第です。この体験は今までの私の人生では考えられなかったことであり、望外の喜びです。
上級基礎課程 平野様
平野さんを始め、今回出展された皆様もそうでない方も、皆様次回の展覧会に向けて鋭意制作中です。学院生のみなさまのお力になれるよう、講師、スタッフ一同精一杯お手伝いさせて頂く所存です。
夢に向かい新たな一歩を踏み出した学院生のご紹介
学院生、飯田悦子さんへの先生方の思い

当学院の飯田悦子さんに、学院生としては初めて関侊雲仏所より仕事の依頼をいたしました。
飯田さんは将来に向けて少しずつ本格的な彫刻活動に移行していきたいということでしたので、その第一歩として仏像台座の仕上げをしていただくことにいたしました。これは技術を見極めるために、仕上げの技術試験の結果、本格的な仏像仕上げの技術があると認められた結果によるものです。
学院での数年間の努力が認められ、飯田さんの目標としていた仏像彫刻での仕事としての収入が実現いたしました。

とはいえ仕事である以上、一定水準以上の技術とスピードが必要になりますし、独立後に必ず不可欠な要素になります。
結果こちらがお願いした納期の期間内にとても綺麗に仕上げていただきました。
私たち講師としては、しっかりとした技術を持った学院生に育ってくれたことをとても嬉しく感じています。今後とも私たちが師匠から受け継いできた仏師の技術を次世代の方に引き継ぐ意味でも、一層学院生の指導に力を入れて歩んで参りたいと思っています。

講師 関 侊雲・紺野侊慶
夢に向かい一歩を踏み出した 学院生・飯田さんの感想

今回初めて先生方の仕事のお手伝いをさせていただき、本当にありがとうございました。
学院入学当初から、仏像彫刻の仕事に携わりたいという目標の一歩を踏み出すことができました。
自分の作品ではなく仕事ということで、期限が明確に決められ最初は不安でしたが、最後まで責任感と緊張感をもって仕上げ作業をすることができました。
このような中での作業は初めてでしたので、大変貴重な経験をさせていただきましたこと、心から感謝いたしております。

これに満足することなく、精進して参りたいと思いますので、今後とも何卒ご指導のほど宜しくお願い致します。

飯田悦子

5月2日(金)~7日(火)の日程で、学院生の梅祐子さんがグループ展を開催されました。高校時代の美術選択クラスのクラスメイト6名での開催。木彫や絵画、ビーズアクセサリーなど各人のジャンルを持ち寄って、発起人でビーズアクセサリー作家として活動されている松本久美子さんの声掛けから、初のグループ展開催の運びとなりました。
実際に展示してみて、来場された方から生の声を聴くことができたのが、一番大きかったと語る梅さん。
普段はなかなか間近で見る機会の少ない仏像や、欄間の技術を応用した高度なパネルについて質問があるなど、現在制作中の1尺2寸の聖観音菩薩立像(写真中央の仏像)も早く完成させたいという気持ちが更に強まったそうです。また壁に飾ってあるブドウのパネルをはじめ、阿修羅などの油絵も実は梅さんの作品です。
彫刻を始めるきっかけが、職場の帰り道にあったこの絵画教室だったそうです。立体的な表現にこだわった先生で、描いていくうちに「本当の立体に挑戦したい!」と思われたそうです。彫刻歴は7年になる梅さん。今後はもっと作品数を増やし、個展を開催できるくらいに頑張りたいと抱負を語っていただきました。

学院生の遠山隆子さんの個展が12月6日~8日の3日間開催され、盛況のうちに終えることができました。
基礎課程の修了制作である一尺二寸の聖観音菩薩立像を中心に、円空仏調のオリジナルの仏さまは30体を数えました。
働きながらという限られた時間の中で生み出された作品はどれも微笑ましい表情や仕草にあふれ、「微笑」というまさにコンセプト通りの展示に思わず見る人のお顔にも笑みがこぼれていました。

また、8年のキャリアをお持ちのプリザーブドフラワーや陶芸と組み合わせた独創的な展示は、躍動感にあふれ作品の魅力を引き出すとても素晴らしいものでした。

細やかな気配りと女性目線のアイデアは、入学から個展開催に至るまでの技術の進歩や過程も楽しむことができる内容で、作品の販売にも繋がるなど学院で習得した確かな技術とご自身の成長を改めて実感することができたのではないでしょうか。

今後は、次の個展に向けた新たな制作や活動を視野に入れ、日々の制作を頑張っていただきたいと思います。また、遠山さんだけでなく学院生一人ひとりの個性を生かして、将来の道をご提案し、共に歩んでいきたいと思っております。

また会期中には、大変お忙しい中に、テノール歌手の秋川雅史さんもご来場していただきました。
心より御礼申し上げます。


本校の上級基礎課程に在学中の遠山隆子さんが個展を開催することとなりました。

木彫刻展「微笑」と題し、基礎課程の修了作品として制作された1尺2寸の聖観音菩薩立像をはじめ、思わずにっこりしてしまう可愛らしい円空彫りのお地蔵さんを多数展示いたします。

その他、Atelier Eucharisの篠原先生に師事し、8年ほど前から親しまれているプリザーブドフラワーや、陶芸暦20年のお母様の陶芸作品も活かした魅力的な展示で、 来られた方全員が笑顔になるような癒しの空間を目指して、現在準備中です。

【木彫刻家 遠山隆子の世界】
http://takako-toyama.com/