基礎課程 彫刻刀制作 まずは自分だけの道具を作るところから始めます。これも立派な作品のひとつです。
彫刻刀ができたら次は研ぎ。刃物は切れ味が命です。手研ぎと機械研ぎを習得していきます。
研ぎ 自分で研いだ刃で、最初の作品を彫っていきます。この地紋彫りには、小刀の基本的な使い方が詰まっていて基礎となるものです。
仏足 すべての立体は面の構成で成り立っています。仏像の足で、立体の彫り方やモノの捉え方、面の考え方を勉強します。
仏手 仏像の手はとても重要な意味を持っています。仏手ではより繊細な彫りと、仏足よりも複雑な立体を学びます
仏頭 仏像の顔はすべて比率の法則があります。この比率に則って顔の各パーツの構成を学びます。また、仏像彫刻では尺貫法を使いますので、ここから少しずつ慣れていきます。
小地蔵 小さな可愛らしいお地蔵さまで全身像の彫り方、形の捉え方を勉強していきます。
6寸地蔵 地蔵菩薩は左右対称で、すべての仏像の基本となります。ここで仏像の本格的な勉強に入ります。
修了制作 修了制作では、今まで習ったことの集大成として、原型がある仏像の中から好きなものを選んで制作します。
上級基礎 台座・光背 基礎課程で制作した本体の台座と光背を制作します。台座・光背共にいくつか種類がありますので、あるものの中から選び、取り組んでいただきます。
本体 原型のある本体の中から選択して3体目の仏像を制作します。基礎課程で習得した技術の復習に加え、これまではまだ理解できなかった新たな理論や技術も学びます。
シワ 基礎課程よりも、より高度な理論を用いたシワの入れ方を勉強し、更に完成度の高い作品を目指します。
仕上げ より良い作品づくりと、卒業してからすぐに役に立つ仕上げ技術の向上を目指します。
粘土基礎 原型のない作品を作るときは、まずは粘土で原型を作り、それをもとに木に彫ります。ここでは原型づくりの基礎を学びます。
木の特性 基礎課程ではヒノキしか扱いませんでしたので、他にも彫刻で多用される木を実際に彫って木の特性を学びます。
応用過程 年度 仏像制作の一番始めの部分である図面の書き方の基礎を学びます。
年度 仏像制作には欠かせない粘土制作から始めます。応用課程では、原型がある仏像の粘土を作るところから始めます。
材料選び 材料も自分が好きな素材を選び、制作に取り組みます。
タタキノミ より早く制作するために、応用課程ではタタキノミを使って制作を進めます。
本体制作 粘土で制作した原型をもとに、本体制作に臨みます。
修復 応用課程では、仏像の修理や修復の知識も学びます。実際のご依頼を想定し、必須の技術を習得します。
上級応用過程 設計 仏像制作を一から行う場合は図面を引くところから始めます。上級応用課程では彫りたい仏像を選び、自分だけの仏像を制作します。
年度 自分で描いた図面(正面と側面)を見ながら、粘土で原型を作ります。
材料選び より早く制作するために、応用課程ではタタキノミを使って制作を進めます。
本体制作 粘土を見ながら、制作していきます。ここまで来ると、仏師として独立して活動することも可能です。
 
デッサンしやすい基本的な仏像で、マス目も何もない白紙の上に、下絵の練習をしていきます。
墨で下絵をなぞり線の強弱や、きれいな線の表現の仕方を学びます。
仏画特有の彩色の仕方や濃淡の付け方など、基本的な色彩感覚を身に付けます。
スケッチブックではなく、絹地の書画用の絹本(けんぽん)という本格的な仏画制作に挑みます。木枠への絹の貼り方や下絵制作など、作品の下準備を学びます。
スケッチブックや和紙とは異なる絹本特有の線描きや彩色法を学びます。
出来上がった作品を表装し、掛け軸として仕上げ、ひとつの作品として完成させます。
 
学科の授業として、お釈迦様をはじめとする様々な仏像や仏教に関することを、学科として学んでいただくことが
学院生の方には特に、仏像のことや歴史、逸話などの背景を学んでいただくことで、多くの視点から仏像を見ることができますので、彫刻への理解が深まります。
こうした知識は私たちの生活に意外と身近なものであり、学院生の方が独立後、営業先などでも役に立つような彫刻以外の知識を総合的に学んでいくことができます。

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